山本 甲士 (著)
2018年 小学館
ある日、作家の新居航生のもとに一通の書状が届いた。それは、タイムスリップを研究しているという八木俊太郎という人物からで、タイムスリップを体験してみないかという勧誘だった。いたずらかとも考えたが、実際に体験したことを雑誌に書くことにしてやってみることにした。航生は中学生のときにいじめの標的にされたことがあり、それをリセットしたいと思ったのだ。タイムスリップはどう行われるのか!?果たして過去は変えられるのか!?いつしか、航生は中二の文化祭の会場にいた…。そして、過去に向き合った主人公に訪れた心境の変化とは―。ミステリアスな長編小説。