
ジェイムズ グリック (著), 夏目 大 (翻訳)
柏書房 2018年
――1895年、その1冊がすべてを変えた。
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「時間とは何か」。有史以来人類を悩ませてきたこの問題を、想像上の概念である「タイムトラベル」から読み解くサイエンスノンフィクション。
数々の《時間旅行》物語―H・G・ウェルズの『タイムマシン』、ボルヘス『八岐の園』、プルースト『失われた時を求めて』、ウディ・アレン『ミッドナイト・イン・パリ』、『浦島太郎』、村上春樹『1Q84』etc―、そして科学者たち―ニュートン、アインシュタイン、ファインマン、ホーキング―の著作や言葉を総動員し、時間の本質に迫る。
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『カオス―新しい科学を作る』『インフォメーション―情報技術の人類史』の著者が紡ぐ21世紀の時間史。