
宮沢賢治(原作)後藤正文(編)牡丹靖佳(絵)
ミシマ社 2018年
銀河鉄道の夜、よだかの星、双子の星。
恐れおののきつつ、ありったけの愛をもってリミックスしました。
――ASIAN KUNG-FU GENERATION 後藤正文
宮沢賢治の世界そのままに、新たな生命が吹き込まれた名作の決定版。
僕が贈りたいのは、「はじめての読書」になるような本でした。…僕が渡したかったのは、絵本と文芸書の間をつなぐような、ある程度の文章を読んで何かを感じるという体験だったのです。…いっそのこと、すべての漢字にルビを振って、プリントアウトしたものを渡そうと考えて、「銀河鉄道の夜」をチクチクとワードファイルに打ち直すところから、この本の執筆がはじまりました。――「あとがき」より